流田まさみ先生の作品『弁護士カレシ』
あのキスはなんだったの？その真相が分からないまま８年・・
もう会わないと思っていたのに、忘れようとしていたのに。
この記事はネタバレも含みますので、
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弁護士カレシのあらすじは？
司法試験に３度落ちてもめげずに弁護士を目指す夏目。
夏目がこんなに必死に弁護士になろうとしているのはある理由があったのだ。
そんな彼女には、衝撃的な過去があった。
彼女自身その体験があったことで未だに恋も出来ず、不運続きの人生・・
その体験とは“呪いのキス”
そんな中、やっとの思いで就職した弁護士事務所で“呪いのキス”の原因となった相手・辰巳と再会することに・・
絶対に会いたくない相手だった辰巳。
辰巳とは、学校の同級生でいつも女子追いかけられてるような人だった。
図書室に辰巳が来る度に女子生徒が“辰巳くん、みた？”と夏目に聞いてくるのが日課。
その度に“ううん”と言う夏目。
実際は、居るのだが逃げ込んでくる辰巳をかくまっている。
夏目からしたら辰巳は二次元のような人で笑顔を向けられても話すことができても優しくされたとしてもアイドルみたいで自分なんかは手の届かない人だと思っていた。
ある日、おじいちゃんが駅のホームから転落をして亡くなったという知らせを聞く夏目。
ショックで図書室の端で泣いているところを辰巳に見られてしまう・・。
心配して声をかけてくれる辰巳は・・
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弁護士カレシのネタバレ！
物静かな荒井法律事務所で女性に男性が被さるようにキスをする２人が・・。
女性の名前は夏目。「やめて・・っ」と嫌がっているのだが男性が引く様子はない。
「辰巳くんっ、なんで・・っ」とやっとの思いで離れた口から出る言葉。
すると「決めたよ。俺はもう夏目をあの時みたいに逃がさないって」と真剣な眼差しで言う。
どうして私たちは、再会してしまったんだろう。
私は、会いたくなかった。ずっと忘れてしまいたかった。
なのに・・こうなったのもきっとすべてあの８年前の“呪いのキス”のせいだ・・
夏目の過去に何があったのか。
学校にて・・「辰巳くーん辰巳くーん」と女子生徒が名前を呼んでいる。
そして行き着いたのは図書室。
女子生徒は図書室のドアを開け・・
「ねえ、辰巳くんみた？」と図書室に居る夏目に聞く。
夏目は「ううん」と応えると女子生徒は「もう、今日一緒に帰ろって約束したのに」と図書室を後にする。
女子生徒が居なくなったのを見計らって夏目は「毎回毎回、ここに逃げ込んでこないでよ」と隠れていた辰巳に言うのだ。
すると「いやあ、夏目の言葉は信頼されててたすかるよ。さすが、学校一の秀才。」と辰巳は立ち上がる。
「おだててもダメ！できない約束はしなきゃいいのに」と夏目は、ごもっともなことを言う。
その言葉を聞き、辰巳は笑い「これ、お礼」と飴を夏目に渡す。そして「じゃあな」と辰巳も図書室を出て行ってしまった。
辰巳大介は、いつも女子に追いかけられてる。
絵に描いたような学校一のさわやかなイケメンなのだ。
「ってかこんなふうにだれにでもやさしいからみんな期待しちゃうんだよ」と夏目は貰った飴を食べる。
・・私には辰巳くんが二次元の人にみえる。
笑顔を向けられても話すことができてもテレビのアイドルみたいでそんな人に恋するなんてありえない。
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違う日もまた「ねえ、辰巳くんきた？」と図書室に女子生徒が来た。
「きてないよ」と言うのが最早、これは日課なんだと思う。
夏目の隣には、辰巳が分厚い本を見ながら隠れている。
「辰巳くん、もう大丈夫だからそれ返して」という夏目。
「なあ、夏目。おまえ六法全書なんて読んでんの？どんだけ頭いいんだよ」と感心をする辰巳に「私、弁護士になりたいんだもん」と言うと「ふーん」と返される。
その反応が予想外だったのか「・・笑わないの」と夏目が聞くと「え？だって夏目、弁護士になれると思うし」と平然とした顔で言う辰巳の言葉が嬉しかったのか「・・ありがと」と照れながら言う。
そんな夏目の顔を見て「なんで弁護士になりたいの？」と聞く辰巳。
「私、お母さんとおじいちゃんの３人暮らしでお母さん看護師で仕事忙しくていつも家にいないから、私毎日弁護士してるおじいちゃんの事務所にいてみてるんだ。おじいちゃんがそんなに忙しくてもどんな人にも親身になって話し聞いて依頼断らない姿や、おじいちゃんと仕事したいっていって集まってくる弁護士さんたちを。それで私も弁護士になってみんなと一緒に働きたいなって、あそこが私の小さい頃からの居場所だから」と言う夏目と真剣に聞いていた辰巳。
夏目が家に帰ると母がめずらしく早く帰ってきていた。
すると「今日おじいちゃんが駅のホームから転落して・・」ということを知らされる。
辰巳は、最近図書室に居ない夏目のことを心配し毎日図書室に訪れていた。
今日も居ないと図書室を見渡しているとどこからか物音が聞こえた。
すると端の方でうずくまって泣いている夏目がいたのだ。
「な・・なんかあったのか？最近ここにもずっときてなかったし・・」と辰巳が聞くと
「・・おじいちゃんが亡くなって、おじいちゃんの弁護士事務所なくなっちゃった。他の弁護士の人たちも独立するっていっていなくなって・・私の居場所なくなっちゃった」と言います。
「・・じゃあ、夏目が作ればいいじゃん」「おまえが弁護士になって自の居場所作ればいい」と言う辰巳の言葉を聞き「・・そっか、そうだね。辰巳くんすごい。私より頭いいね」と微笑む夏目。
「なんで気がつかなかったんだろ。辰巳くんありがと」とその場から立ち振り向いた瞬間・・
辰巳にキスをされてしまいます。突然の出来事に夏目は辰巳を突き放しその場から逃げる夏目でしたが図書室の前で手を取られ「夏目、ごめんっ」と謝られます。
ですが「やだっ、はなして！！」と立ち去る夏目。
その光景を見ていたあの女子生徒・・
それから、夏目はその女子生徒から酷いイジメにあうようになったのです。
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弁護士カレシを読んだ感想！
タイトルからして弁護士って小難しい漫画なのかな？と思う人もいるかもしれませんが特に小難しい内容はなく、セクハラやパワハラなどなので読みやすいと思います。
冒頭では、弁護士のお話というより夏目と辰巳の過去などが主なのですがしっかりお仕事のお話も入ってくるようになります。
辰巳に関しては、好きな子には意地悪をしてしまうというような感じで少し強引なところもありますね（笑
“呪いのキス”の真相も明らかになっていくと思うので続きが気になる方は、是非読んでみてください！
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