『ニシキくんのなすがまま』は白石ユキ先生の作品。
ハムスターのように小さな可愛いちぃ。
いくら逃げても追ってくる、ヘビのような錦くん。
ヘビに気に入られてしまったハムスターは、食べられてしまうのか！？
この記事はネタバレも含みますので、
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目次
『ニシキくんのなすがまま』あらすじ！
主人公・比見千花(このみちか)は高校生になった。
訳あって、小中学生の頃は、友達はおろか恋人もできなかったちぃ（千花）だが、そんな日常からやっと開放される思いで、登校初日を迎える。
隣の席の男子と会話し、クラスメイトと馴染んできたちぃ。
この学校へ来てよかったと、幸せをかみしめていると―――！？
ダンッ！！
「この席は俺が買収した。今日からここは俺の席な。」
ちぃの隣の席に、ケースに入った札束を勢いよく置く彼。
席に座っていた男子を無理矢理退け、ちぃが唖然としている間に、隣の席に着いてしまった。
「･･･あれ？偶然。また隣の席じゃん。」
ニコりと微笑む彼。
そう、その人物こそ、ちぃの小中学生時代を孤立化させた張本人･･･錦郁巳(にしきいくみ)なのだった！！
美しい顔、高身長、お金持ち･･･周りは錦くんに見惚れるものの、真の錦くんをまだ知らないだけなのだった。
初日早々、錦くんに甲斐甲斐しくお弁当を食べさせるちぃ。
それもこれも、始まりは幼いあの日だった―――･･･。
父親の会社の社長子息である錦くんは、ちぃの住んでいる社宅の最上階へ越してきた。
両親から仲良くする様にと紹介され、それからが運の尽き･･･。
自分のことは二の次で、錦くんのお世話係に徹してきたちぃ。
そんな日常から逃げ出すために、別々の高校を内緒で受験したのだ。
ちぃは、何故同じ学校に錦くんがいるのか尋ねる。
「･･･そんなの決まってるだろ。ちぃの弁当が食べたかったから。」
ちぃの手を取り、そこへキスを落とし、ちぃの膝を枕にし椅子の上に寝転んだ。
「やっぱり ちぃの膝落ち着く。 おやすみ。」
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マイペースな錦くんにドキドキさせられながらも振り回されるちぃ。
錦くんに四六時中くっつかれているせいで、ちぃは再び孤立してしまう。
資料室で一人愚痴をこぼしていると、クラスメイトの女子たちが入ってきた。
驚きつつも、そんなちぃを見て鬱憤を晴らすために放課後パフェを食べに行こうと誘ってくれた。
「行「どこに行くって？」」
念願の寄り道ができると思い、行くと返事をしようとすると、錦くんが現れて遮る。
「ちぃは俺が思う存分 甘やかすから。」
錦くんの溺愛振りに、女子たちは退散してしまう。
またもやチャンスを潰されてしまったちぃ。
「錦くんがそばにいるせいで また友達の一人もできないじゃない･･･っ。」
限界を迎えたちぃは、泣きながら訴えた。
「･･･なんだ。ちぃは友達が欲しかったのか。だったら俺に任せろ。その願い叶えてやる。」
不敵に笑う錦くんだった。
翌日、いつもはヘビのように絡んでくる錦くんが、今日はちっともちぃに絡んでこない。
二人の様子がおかしいことに気付いた女子たちは、彼女(ちぃ)と喧嘩でもしたのかと、錦くんに声をかける。
「もう俺と一緒にいたくないんだって。自分にもやりたいことがあるから 他人の世話ばっか焼いてられないみたい。」
隙あらば我が我がと、錦くんの世話焼き役を立候補してくる女子たち。
そんな光景を見て、後悔するからやめたほうがいいと思いながらも、他の子でもいいのなら自分を頼らなくてもよかったじゃないかと憤るちぃ。
チヤホヤされる錦くんを後目に、自分の青春を謳歌しようとしていると･･･。
「きゃあ！？」
錦くんに頼まれて炭酸の入ったジュースの栓を開けた女子に、中味がかかる。
酷いと訴える女子に対して、
「俺の言いつけた飲み物を買ってこれなかった おまえが悪いんだろ。」
冷たく言い放つ錦くん。
更に、割と味に自信があると言う女子がお弁当を食べさせようとすると、
「“割と”程度で食わすな グズが。」
傍若無人な錦くんは、溜息をつき言うのだった。
「･･･情けない。自分から世話焼き係を名乗り出ておいて この体たらく。
ひれ伏しろ。おまえたちには 世話係の行儀作法を みっちり教え込んでやる。この野ネズミどもが。」
錦くんの恐ろしいまでに威圧的な態度に悲鳴をあげる女子たち。
ちぃはその場を去ろうしますが、錦くんを呼び寄せた身として責任を感じてしまう。
「ワガママ言うんじゃありません！！」
錦くんを一喝するちぃ。
すると、女子たちに羨望の目で見られる。
この一件から、ちぃはクラスに打ち解けることができた。
しかし、錦くんは嫌われ者になってしまうのだった。
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あらすじやネタバレ、読んだ感想、スマホでの試し読みなどを通して漫画の魅力をお伝えしています！
▽カカフカカ おすすめ！
▽彼と恋なんて
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『ニシキくんのなすがまま』のネタバレ！錦くんの溺愛振り！！
ちぃに友達ができるようにするため、わざとクラスの嫌われ者になってしまった錦くんを、やはり放っておけず行動を共にするちぃ。
ある日、ちぃは詐欺師に騙されそうになったところを、錦くんに助けられる。
錦くんは、自分はそんなちぃが好きだと自覚し、ちぃに告白する。
「本当は24時間ずっとちぃのそばにいたい。
話す時は常に見つめ合ってしゃべりたいし
ほかのヤツとは絶対に仲良くさせたくないし
誰にも触らせたくないくらい 俺が触っていたい。」
錦くんの束縛愛が炸裂。
初デートでテーマパークへ行った際には、小さな子供相手にもムキになる錦くん。
子供相手に恥ずかしくないのかと問われると、
「好きな女のことで 本気になることのなにが悪い。ちぃは俺にとって唯一無二の存在なんだ。誰が相手でも 俺は容赦しない。」
そして、靴擦れして足を痛めていたちぃに、絆創膏を貼ってくれた。
黙っていたのに、気付いていたことに嬉しくなるちぃ。
「俺はちぃのことを常日頃から 舐めるように見つめてるからな。」
錦くんのセリフに若干引きながらも、トキメキいた。
そして、観覧車の中でちぃは、錦くんへ好きだと気持ちを伝える。
一方通行だった自分の気持ちと、ちぃの気持ちが繋がったことに、その瞬間のキレイさに感動して涙を流し喜ぶ錦くんだった―――。
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『ニシキくんのなすがまま』を読んだ感想！
短めのお話ですが、お手軽に読めて充分に楽しめました。
画が可愛くキレイで、男の子もカッコよくて、最高です。
錦くんの溺愛振りにはキュンキュンさせられました。
イケメンは大抵のことは許される･･･！！
これはこの世(漫画の中の世界)の理ですね。
著者の白石ユキ先生のほかの作品も読んでみたいと思いました！
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